あまりお札のデザインをじっくり眺めたことはなかったのだが、今日なんとなく
その気になって見てみると、これが違うものだ!
まず、諭吉さん、陰影のつけ方でこうも印象が変わるものだろうか!
今までのは、おだやかで、人間の真理を普遍的に眺めているように見える。
新札は、現実的で、険があってすこし意地悪そうに見える。
左の下で光っているのもなんじゃいな!と思う。
さて裏にいたっては、
今までのほうがはるかにデザイン的に優れていると思う。
左の歩き出そうとしているすっきりとした鳥、
右のぷっくりと座っている柔らかな鳥。
中のまん丸を囲んでバランスがとれている。
それに引き換え、新札は、何もかもに、やはり険がある。
このガラのような鳥といい、すこしせばまった丸といい、余裕が感じられない。
バランスはまるっきりとれてなくて、
世相を反映しているのかいな、と、思ったり。
ま、一万円札はこちらの手元にはほんのちょっとしかいてくれないから、
こんなものかいな、と思ったり。
一葉さんと英世さんは手元にないからやってきたら、また見てみようと思っている。